家でたこ焼きを作るなら、たこ焼き器選びはかなり大事です。
たこ焼き粉、タコ、天かす、ソース、マヨネーズ。材料はほとんど同じでも、使うたこ焼き器によって焼き上がりはけっこう変わります。
わが家では以前、電気式のたこ焼き器を使っていました。手軽で便利だったのですが、使っているうちに少しずつ気になる点も出てきました。
焼ける場所と焼けにくい場所がある。
外側がカリッとするまで時間がかかる。
大人数で食べると、焼き上がり待ちが長い。
もちろん電気式にも良さはあります。コンセントを差すだけで使えて、火を使わない安心感もあります。ただ、「外はカリッと、中はトロッとしたたこ焼きを家で作りたい」と思うようになると、もう少し火力が欲しくなってきました。
そこで導入したのが、カセットコンロ式のたこ焼き器です。
今回は、わが家で使っているイワタニのカセットガスたこ焼器「炎たこⅡ」を中心に、カセットコンロ式たこ焼き器の良さ、電気式との違い、実際にたこ焼きを作るときのポイントを紹介します。
タコパをよくする人、電気式たこ焼き器の焼きムラに不満がある人、家でもお店っぽいたこ焼きを作りたい人にはかなりおすすめです。
カセットコンロ式たこ焼き器を選んだ理由
たこ焼き器には、大きく分けると電気式とカセットコンロ式があります。
電気式は手軽です。価格も比較的安いものが多く、コンセントがあればすぐに使えます。火を使わないので、子どもがいる家庭でも扱いやすいのが魅力です。
一方で、わが家で気になっていたのが火力と焼きムラでした。
プレートの中央はよく焼けるのに、端のほうはなかなか焼けない。
ひっくり返すタイミングが場所によって違う。
焼き上がるまでに時間がかかる。
この「ちょっとした待ち時間」が、タコパでは意外とストレスになります。
たこ焼きは、焼きながら食べるのが楽しい料理です。でも、焼ける場所と焼けない場所の差が大きいと、焼く人がずっと調整し続けることになります。
そこで気になったのが、カセットコンロ式のたこ焼き器でした。
ガス火で焼くので火力が強く、プレート全体をしっかり温められます。カセットボンベを使うため、コンセントの場所に縛られにくいのも便利です。
テーブルの上でも使いやすく、電源コードを気にしなくていい。
アウトドアやBBQにも持っていきやすい。
焼き上がりが早く、外側をカリッと仕上げやすい。
このあたりが、カセットコンロ式たこ焼き器を選んだ大きな理由です。
イワタニ「炎たこⅡ」はどんなたこ焼き器?
わが家で選んだのは、イワタニのカセットガスたこ焼器「炎たこⅡ」です。
名前のとおり、カセットガスを使ってたこ焼きを焼く専用のたこ焼き器です。プレートにはたこ焼き用の穴が並んでいて、ガス火で下から一気に加熱します。
炎たこⅡの良いところは、たこ焼き専用として作られていることです。
専用のU字バーナーでプレート全体を加熱するため、焼きムラが出にくくなっています。電気式でありがちな「中央だけ先に焼けて、端はまだゆるい」というストレスがかなり減りました。
また、プレートにはフッ素加工がされているため、たこ焼きを返しやすいです。竹串でクルッと回しながら焼いても、慣れればきれいな丸い形にしやすいです。
プレートに切り溝があるのも地味に便利です。生地をたっぷり流し込んだあと、穴ごとに分けやすいので、初めてでも形を整えやすくなっています。
電気式たこ焼き器との一番の違いは「火力」
実際に使って一番感じた違いは、やはり火力です。
電気式たこ焼き器でも、もちろんたこ焼きは作れます。むしろ、ゆっくり焼きたい人には電気式のほうが扱いやすいかもしれません。
ただ、外側をカリッと焼きたいなら、カセットコンロ式の火力はかなり魅力です。
炎たこⅡで焼くと、表面がしっかり焼けるのが早いです。生地の外側が固まりやすいので、竹串で返したときに形が作りやすくなります。
焼き上がったたこ焼きも、外側はカリッと、中はトロッとした感じになりやすいです。
もちろん、ただ火力が強ければいいというわけではありません。強火のまま放っておくと焦げやすいです。特に最初のうちは、思ったより早く焼けるので少し忙しく感じるかもしれません。
でも、火加減に慣れてくるとかなり快適です。
最初はしっかり予熱する。
生地を流したら、焼け具合を見ながら火力を調整する。
返し始めたら、焦げないようにテンポよく回す。
この流れを覚えると、電気式よりも短時間でどんどん焼けます。
タコパにはカセットコンロ式がかなり便利
タコパをするなら、カセットコンロ式はかなり便利です。
たこ焼きは、焼き上がりを待つ時間も楽しい料理です。でも、焼き上がりが遅すぎると、だんだん待ち時間が長く感じます。
特に人数が多いと、最初に焼いた分が一瞬でなくなります。
「次まだ?」
「もう焼けた?」
「こっちの列まだ柔らかいね」
こうなりがちです。
カセットコンロ式なら火力があるので、次の焼き上がりまでの時間を短くしやすいです。焼く人は少し忙しいですが、テンポよく焼けるので、タコパ向きだと思います。
また、カセットボンベ式なので場所を選びにくいのもポイントです。
コンセントの近くでしか使えない電気式と違い、テーブルの中央に置きやすいです。延長コードを引っ張る必要がないので、足を引っかける心配も減ります。
もちろん、火を使うので換気や安全には注意が必要です。小さい子どもがいる場合は、手が届かないようにするなどの配慮は必要です。
それでも、焼き上がりの早さと仕上がりの良さを考えると、タコパ用としてはかなり満足度が高いです。
炎たこⅡで作るたこ焼きの材料
わが家では、市販のたこ焼き粉を使って作ることが多いです。
たこ焼き粉を使えば、だしの味も入っているので失敗しにくいです。細かい配合を考えなくても、パッケージに書いてある分量どおりに作れば安定しておいしくできます。
今回の材料は、だいたい次のようなイメージです。
たこ焼き粉 400g
卵 4個
水 1200ml前後
ゆでタコ 160g
キャベツ 160g
長ネギ 2分の1本
揚げ玉 1袋
紅しょうが 1袋
たこ焼き粉の種類によって、水や卵の分量は変わることがあります。基本的には、使うたこ焼き粉のパッケージに書いてある分量を優先するのがおすすめです。
具材は好みで変えても大丈夫です。
タコのほかに、チーズ、ウインナー、もち、明太子、キムチなどを入れてもおいしいです。子どもがいる家庭なら、タコなしでチーズやコーンを入れても食べやすいと思います。
大人だけなら、ネギ多め、紅しょうが多め、最後にポン酢で食べるのもおすすめです。
下準備はフードプロセッサーを使うと楽
たこ焼き作りで地味に面倒なのが、野菜を細かく切る作業です。
キャベツ、長ネギ、紅しょうがを細かく刻むだけなのですが、量が多いと意外と時間がかかります。
わが家では、フードプロセッサーを使って一気にみじん切りにすることが多いです。
たこ焼きは、野菜の大きさが少しくらい不ぞろいでも問題ありません。むしろ、細かくしすぎないほうが食感が残っておいしいこともあります。
紅しょうがも一緒に刻んでしまえば、全体に味がなじみやすくなります。
ただし、水分が出すぎるほど細かくしすぎると、生地がゆるくなることがあります。フードプロセッサーを使う場合は、回しすぎないように注意です。
生地に具材を混ぜるか、あとから入れるか問題
たこ焼きの作り方を見ると、一般的には次の流れが多いです。
プレートに油を引く。
生地を流し込む。
タコや具材を入れる。
まわりが固まってきたら返す。
この作り方だと、具材が均等に入りやすく、見た目もきれいに仕上がります。
ただ、家で作るたこ焼きなら、そこまできっちりしなくても大丈夫です。
わが家では時短のために、刻んだ野菜を生地に混ぜてから焼くこともあります。タコだけ穴に入れて、野菜入りの生地を流し込む形です。
これでも十分おいしくできます。
タコパでたくさん焼く場合は、具材を全部別々に入れるよりも、生地に混ぜておいたほうが楽です。焼く人の負担が減ります。
ただし、チーズやもちのように焦げやすい具材は、あとから入れたほうが扱いやすいです。
具材によって、混ぜるものとあと入れするものを分けると失敗しにくくなります。
炎たこⅡで焼くときのコツ
炎たこⅡでたこ焼きを焼くときは、まずしっかり予熱します。
プレートが温まっていない状態で生地を入れると、表面がうまく固まらず、返しにくくなります。油を引いたあと、生地を少し落としてジュッと反応するくらいまで温めると焼きやすいです。
生地は少し多めに流し込むのがおすすめです。
穴から少しあふれるくらい入れると、返したときに丸くしやすくなります。最初は「入れすぎかな?」と思うくらいでも大丈夫です。
焼き始めは、すぐに触らないのがポイントです。
表面がまだ固まっていないうちに無理に返そうとすると、形が崩れます。外側が少し固まって、竹串でふちをなぞれるくらいになってから返します。
最初は90度くらいだけ回して、少しずつ形を作っていくと丸くなりやすいです。
火力が強いので、慣れるまでは中火くらいで焼くのもおすすめです。強火のままだと、外側だけ先に焦げて中がゆるいことがあります。
外側がカリッとしていても、中まで火が通っているかは確認したほうが安心です。特に子どもが食べる場合は、しっかり火を通しましょう。
たこ焼きの返しには竹串がおすすめ
炎たこⅡのプレートはフッ素加工されています。
そのため、金属製のピックを使うとプレートを傷つけてしまう可能性があります。わが家では竹串を使っています。
竹串でも十分返せます。
むしろ、慣れてくると竹串のほうが扱いやすいです。ふちをなぞって、少しずつ回しながら形を整えると、きれいな丸になっていきます。
たこ焼きは最初から完璧な丸を目指さなくて大丈夫です。
1回目の返しでは半分くらい形になれば十分です。
2回目、3回目と回していくうちに、だんだん丸くなっていきます。
この「育てている感じ」がたこ焼きの楽しいところです。
実際に食べて感じた仕上がり
炎たこⅡで焼いたたこ焼きは、外側がカリッとしやすいです。
電気式で作っていたときよりも、表面の焼き目がしっかりつきました。お皿にのせたときも、ベチャッとしにくく、コロンとした形を保ちやすいです。
中はトロッとした食感になりやすく、いかにも家で作ったたこ焼きというより、少しお店っぽい仕上がりになります。
もちろん、焼き方によって差は出ます。
火力が強すぎると焦げます。
早く取り出しすぎると中がゆるすぎます。
油が少ないと表面のカリッと感が弱くなります。
ただ、火力があるぶん、うまく焼けたときの満足感はかなり高いです。
ソースとマヨネーズの定番もおいしいですが、ネギポン酢で食べるのもおすすめです。外側がカリッとしているので、さっぱりした味つけともよく合います。
カセットコンロ式たこ焼き器の注意点
カセットコンロ式たこ焼き器は便利ですが、注意点もあります。
まず、火を使うので換気は必要です。
たこ焼き自体は煙が大量に出る料理ではありませんが、油を使いますし、焦げるとにおいも出ます。室内で使う場合は、換気扇を回したり、窓を少し開けたりしておくと安心です。
次に、カセットボンベの扱いにも注意が必要です。
カセットガス機器なので、説明書に従って正しく使うことが大切です。テント内や車内のような密閉されやすい場所では使わないようにしましょう。
また、プレートや本体はかなり熱くなります。
小さい子どもがいる場合は、手を伸ばさないように注意が必要です。焼いている人以外が不用意に触らないように、テーブルの配置も考えたほうがいいです。
そして、炎たこⅡは基本的にたこ焼き専用です。
ホットプレートのように、焼きそば、焼肉、鍋などを幅広く楽しみたい人には向きません。いろいろな料理に使いたいなら、プレート交換式のホットプレートのほうが便利です。
逆に、「たこ焼きをおいしく作りたい」という目的なら、専用機の強さがあります。
電気式とカセットコンロ式、どっちがおすすめ?
どちらが良いかは、使い方によります。
手軽さ重視なら電気式。
焼き上がり重視ならカセットコンロ式。
いろいろな料理に使いたいならホットプレート型。
たこ焼き専用で満足度を上げたいなら炎たこⅡ。
こんな選び方でいいと思います。
電気式は、のんびり焼きながら楽しむには便利です。火を使わない安心感もあります。子どもと一緒にゆっくり作るなら、電気式のほうが向いている場面もあります。
一方で、カセットコンロ式は火力が魅力です。
短時間で焼きたい。
外側をカリッとさせたい。
焼きムラを減らしたい。
タコパでどんどん焼きたい。
こういう人には、カセットコンロ式がかなり合います。
わが家の場合は、電気式からカセットコンロ式に替えて満足度が上がりました。
特に、焼き上がりの早さと外側のカリッと感は大きな違いです。
炎たこⅡはこんな人におすすめ
炎たこⅡは、次のような人におすすめです。
家でたこ焼きをよく作る人。
電気式たこ焼き器の火力に不満がある人。
焼きムラが気になっている人。
タコパをする機会が多い人。
外カリ中トロのたこ焼きを作りたい人。
カセットガス式で場所を選ばず使いたい人。
逆に、たこ焼きを年に1回くらいしか作らない人や、収納スペースをあまり増やしたくない人には、少し悩む商品かもしれません。
炎たこⅡはたこ焼き専用なので、「たこ焼き以外にもいろいろ使いたい」という人は、ホットプレート型のほうが満足しやすいと思います。
ただ、たこ焼きを作る頻度がそこそこあるなら、専用機を持つ価値はあります。
まとめ:タコパを本気で楽しむならカセットコンロ式はかなりアリ
電気式たこ焼き器からカセットコンロ式の炎たこⅡに替えて、一番良かったのは焼き上がりの満足感です。
外側がカリッと焼けやすい。
焼き上がりが早い。
焼きムラが少ない。
カセットボンベ式なので場所を選びにくい。
タコパでもテンポよく焼ける。
このあたりは、実際に使ってみてかなり良かったポイントです。
もちろん、火を使うので注意は必要です。小さい子どもがいる家庭では、置き場所や火傷対策にも気をつけたいところです。
それでも、家でたこ焼きをよく作るなら、カセットコンロ式たこ焼き器はかなりおすすめです。
たこ焼きは、作る時間そのものが楽しい料理です。
焼きながら話して、失敗した形に笑って、だんだん上手に丸くできるようになって、焼きたてをその場で食べる。
この楽しさをしっかり味わうなら、火力のあるたこ焼き器を使う価値はあります。
電気式の焼きムラや火力不足が気になっている人は、カセットコンロ式たこ焼き器を検討してみてください。
わが家では、タコパの満足度がかなり上がりました。


