卵管結紮の費用や副作用は?高齢出産を迎えた私が選んだ理由

妊娠出産
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こんにちは。

今日は私が経験した【卵管結紮】の体験を書こうと思います。

卵管結紮って聞いたことありますか?【らんかんけっさつ】と読むのですが、簡単に言うと『卵管を縛る』事です。

目的は、避妊。

避妊と聞くと、一瞬ビックリしてしまうかもしれないワードですが、とても大切なことです。

日本で一般的に使用されている主な避妊方法は4つあります。

  1. コンドーム
  2. ピル(経口避妊薬)
  3. 子宮内避妊器具(避妊リング)
  4. 不妊手術

4つそれぞれ特徴が異なり、方法も様々です。卵管結紮は④の不妊手術にあたります。4つある選択肢の中では一番敷居が高いかもしれません。理由は
手術が必要だから』だと思います。

複数ある選択肢の中から、私が卵管結紮を選んだ理由や、費用はいくらかかったのか、その後の副作用はあるのか。などを書いていきたいと思います。

【理由その1】高齢出産+帝王切開に決まったため

これが一番大きな理由です。私は40歳で出産したのですが、夫婦で話し合い、もう次の子供は望まないという結論になりました。望まない妊娠を避けるためにも、避妊効果のより高い方法を考えていたところ出産が予定帝王切開に決まったこともあり、卵管結紮に決めました。

卵管結紮は、帝王切開の手術と同時にやってもらえます。帝王切開でなくても手術を受けることは可能ですが、帝王切開と同時のほうが手術という身体への負担も1度で済み、時間も手間もかかりません。ましてや小さな子供がいる状態で入院はなるべく避けたいことです。

帝王切開と同時の場合、子供をお腹から出してもらった後、お腹を縫合する前に卵管を縛る手術となります。といっても時間はそんなにかからず、おそらく10分もかからなかったと思います。私のときは、半身麻酔でしたので先生たちが施術しているときの確認作業もしっかり聞いてました笑

【理由その2】避妊の確立が高いため

卵管結紮はあらゆる避妊方法の中で、失敗確率が最も低い避妊方法です。卵管を糸で縛り、卵子の通り道をふさぐため精子と卵子が出会うことができず、受精しません。

それなら避妊確立100%じゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、100%ではないようです。99.5%と言われており、まれに子宮外妊娠などをしてしまう方もいるそうです。

とはいえ、まれなケースであることは間違いありません。世の中に絶対というのは『人は絶対に死ぬ』ということ以外存在しないと思っていますので、この0.5%の可能性は気になりませんでした。

【理由その3】身体への負担が少ないため

30代の頃までは、経口避妊薬(低用量ピル)を服用していました。その際かかりつけのお医者さんに
『40代になったらピルは副作用の可能性が高くなるからやめたほうがいい』と言われました。(あくまで私がお医者さんに言われたことを書いています)

30代半ばには健康診断で肝臓の数値が悪くなってしまい、ピルの服用にドクターストップがかかりました。ピルを服用することで肝臓に負担がかかる可能性があるという説明は受けていましたので、仕方ありません…

  • ピルは服用不可能
  • 避妊リングは5年ごとに交換が必要+ずれてしまう可能性もある
  • コンドームは失敗確率が他の避妊方法に比べると高い
  • 卵管結紮は身体への負担がなく、副作用の報告もあまりない

身体への負担も考えると卵管結紮は私に一番いい選択肢でした。

【理由その4】費用が安く済む

え、手術するのに?!と思われるかもしれませんが、卵管結紮は費用面で考えても決して高くありません。

コンドーム=1箱1000円程度
ピル=1ヶ月で3000円程度
リング=5年で4万円程度

が相場のようです。卵管結紮は帝王切開時以外=10~15万程度、帝王切開時=3~10万程度と値段に開きはありますが、保険適用外であることと、入院が必要な場合が多いこともあるのだと思います。

ちなみに卵管結紮をするための手術で生命保険はおりない場合がほとんどです。(詳細はご自身でご確認ください)私の場合は、前述のとおり帝王切開時にやってもらったため、45000円程度でした。45000円をそのほかの避妊方法に当てはめると

コンドーム45箱分
リング1回分
ピル15か月分

です。これをどう考えるかは人それぞれかもしれませんが、私達夫婦にとってはコスパ抜群だねという結論になりました。

主な理由はこの4つです。ただ、コンドーム以外の避妊方法に病気を予防する効果はありませんので、性感染症予防の観点からコンドームの併用が勧められています。

【副作用はあるの?】

卵管結紮後の副作用は、ほとんどないと聞くけれど実際どうなの?と思う方がかなり多いと思います。あくまで私の話になりますが、副作用だと思われる症状は全くありません。むしろ、妊娠してしまったかも…のドキドキは皆無です。

Q.生理痛がひどくなったり、痛かったりするの?
→出産前と全く変化はありません。
Q.太るって本当?
→卵管結紮が原因で太ることはありませんでした。

【卵管結紮のデメリットは?】

デメリットをあげるとすれば
■再度妊娠を希望した場合、妊娠が難しい
→体外受精・結紮をほどく手術などをすれば不可能ではありませんが、費用も時間もかかります。
■初期費用と時間(入院期間)がかかる
→トータルでコスパがいいと思うと前述しましたが、最初に数万円~十数万円の費用と、入院にかかる時間がかかります。

私の思いつくデメリットはこれくらいです。

一度卵管結紮をしてしまうと、やっぱりもう一人ほしい…!と思っても、不可能な場合もあります。よく考えたうえで、後悔のない選択をしてください。

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