【プリペイドsim活用】地方ではまだ自社エリアが未整備で繋がらない楽天モバイルで旅行に行く

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夫婦揃って楽天モバイルユーザーな我が家。

首都圏の都心部では地下に入らなければとても快適に使える楽天モバイルですが、地方に行くとまだまだエリアの整備が追いついていない状況です。

そんな私たち家族ですが、ゴールデンウィークにエリア未整備の地へ旅行に行くことになりました。子どもがちっちゃいので動画などを見させる機会もあり、スマホが全く無しと言うわけにも行きません。

プリペイドsimとは?どこで買えるの?

simカードにはスマホ通信に必要な個人情報が保存されていて、スマホにセットすることでそのスマホの使用者がわかる仕組みです。その情報を元に電話番号を紐づけたり、使用者を特定したりして料金の請求をできるようになっています。

プリペイドsimとは料金を先払いして利用できるsimカードで、一定のデータ量を一定期間使える仕組みの商品です。毎月支払いのある通常のスマホ契約と異なり、審査が必要だったりクレジットカードや銀行口座を持たなくても使用できることが特徴となっています。

先に料金を払って使用するsimカード

料金先払いのsimカードはお金を払ってしまえばすぐに使用できるため、海外旅行者が旅行期間内だけ使用するという用途が今までの一般的な使い方でした。旅行者がドコモやソフトバンクなどのキャリアと契約して日本に来たときだけスマホを利用するのは手間がかかります。そんな手間を省けるのがプリペイドsimの良いところなのです。

ところが最近のスマホはsimカードを1枚だけではなく2種類使用できるのが一般的になってきました。そのためデータ通信と通話に使うsimを分けて料金を節約するとか、仕事用simとプライベート用simを分け別の電話番号を使用するとかの使い方をできるようになっているのです。

そんなsimの使い分けですが、違った見方でみると地方にいるときと都市部にいるときに別のsimをつかって料金を節約しようということも可能になります。この方法を今回はご紹介します。

プリペイドsimに電話番号も付与できますが割高です

ちなみにプリペイドsimですが、電話番号を付与することも可能です。しかし、かなり割高(データsimの単価に比べて3〜5倍位)な商品となります。こちらは対象が通常のスマホ通信の契約が出来ない方向けの商品になっているためです。

具体的には銀行口座・クレジットカードを持っていなかったり、信用情報に関するブラックリストに載っていて契約を拒否されるケースが該当します。反社条項に引っかかり契約が出来ない人もこういった商品の利用者にとして考えられています。

スマホ料金の支払いを滞納し、通信を一時的に止められた方の通信手段の確保にも使用できます。通信手段を確保する最終手段的な意味合いもあるのもプリペイドsimの特徴です。

プリペイドsimの購入場所はamazonなどネット通販、またまた割高だけどコンビニでも買えます

プリペイドsimはどこで購入すれば良いのでしょうか。ネット販売とコンビニ・家電量販店販売が一般的ですがネット販売で購入するほうが割安となっています。

ためしにアマゾンで「プリペイドsim」と検索すると10GBの通信量で3ヶ月〜半年程度使用できるプランが2000円台なのが一般的です。コンビニではファミリーマートで販売している「JAPAN&GLOBAL SIM」が10GB-30日で2023年2月現在4000円となっており、差し支えなければネット販売を利用するのがお得です。

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楽天モバイルとプリペイドsimを併用して旅行も快適

楽天モバイルは既存のキャリア通信業者と比べると格安の料金で利用できるのが特徴となっています。同じくらいのデータ量を使うとしたら月約1000円お得です。しかしデメリットも無いわけではなく地下や建物の奥に入ると繋がりにくいなんてことも言われています。もう一つは自社エリアを拡充している最中でとくに地方に行くと自社エリアの通信ではなくauの回線を借りて通信します。

auの回線を使用しての通信量は1ヶ月に5GBとなっており5G通信も出来ません。そのため地方によく行く人や地方に住んでいる人たちにとっては使いにくいサービスなのが実情です。私たちは幸いにも都市部に住んでおり、自宅が楽天モバイルの5Gエリアに入っているのでメインの回線として使用してもメリットの大きいサービスという印象になります。

しかし今年のゴールデンウィークに旅行でau回線をつかわなければいけない地域に行くことになりました。私達家族は子供が3歳なのでまだまだYouTubeなどの動画のお世話になったりすることがあります。ちょっとau回線だけでは通信容量が心もとないのでプリペイドsimを旅行中は利用することにしたのです。

楽天モバイル

  • 楽天回線エリアはデータ使い放題でプラン料金2,980円/月(税込3,278円)
  • 最低利用期間も無し、解約時にも契約解除料もなし!
  • スマホは万が一、通話品質に納得行かない場合も安心のsimロックフリー
  • Rakuten Linkアプリご利用なら、無料で国内通話かけ放題

楽天モバイルの通話アプリは楽天リンクは他社のsim利用時にも使える

楽天モバイルは音声通話にIP電話アプリ「楽天リンク」使用します。楽天リンクを使っているかぎり、国内通話料が無料となるシステムです。通常の通話回線は契約しているキャリアのsimを使用しないと電話で通話できないのですが、IP電話の場合、通話音声のデータがネット回線を通ってやってくるため他社のsimを使用してデータ通信をしている時やwi-fiのみを使用しているときでも通話ができる仕組みとなっています。そのため通信環境の良い他社の回線を使用しながら電話を受け取ったり、掛けることが可能なのです。

楽天モバイルの音声通話にIP電話を使う方式はsimを2枚使いをする上ではとても都合がいいシステムなのです。

楽天モバイルは地方では自社エリア未整備のため料金が割安

楽天モバイルは都市部では通信環境が整ってきており、地下や建物の深部に行かない限りは通信環境は比較的良好なことが多いです。しかし人口カバー率では2022年11月に98%を突破したとなっていますが、面積的なことを考えればまだまだauの回線を頼っている部分も有ります。

楽天モバイルのサイトより(2023年2月現在)

ちなみに上の写真は栃木県那須塩原駅付近の楽天モバイルエリアで赤が楽天エリア、黄色がauエリアです。東京23区や神奈川県横浜市は赤だけでauのエリアを使用することはなさそうですが、栃木県の観光地でも駅から離れている部分に行くと楽天エリアは未整備です。

逆に言えばハンディキャップがあるからこそ料金を安く抑えなければ楽天モバイルは他のキャリア3社と勝負できないのです。

一方、ちょっと前に月に1GBまでの通信量だったら無料だった料金体系を見直しました。これは楽天モバイルの損益が厳しいから変更したという側面より、無料になる料金体系で契約者を集めなくても戦える事業環境が整いつつあるということです。

ただ通信設備拡充の取り組みも道半ば。那須塩原駅周辺の様子を確認していただいた通り、現状では地方の通信設備が既存3キャリアより貧弱なため価格面でメリットを提示しないと厳しいということです。

私たち(特に都市部に住んでいて楽天モバイルエリアで困らない人たち)は楽天モバイルが価格攻勢をかけているのに乗っかってしまい安い通信量を享受することができます。たまに出張や旅行に行く場合は他社のsimをつかって通信してしまえば地方の設備面で脆弱な楽天モバイルのデメリットも気になりません。

さらに他社のsimも毎月使用料を支払うような契約だと結局のところ使っても使わなくても一定金額を払い続けることになってしまいます。支払金額だけを考えると既存キャリアを使用した場合と違いがなくなるのです。

必要なときに必要な分だけ支払えるプリペイドsimは楽天モバイルを主回線として利用する人の地方繋がらない問題解決にうってつけの方法となりえます。ちなみのプリペイドsimで180日有効期間があるタイプのものが2000円台で購入できるので、1ヶ月あたり400円くらいのコストです。楽天モバイルの基本料金は同じデータ通信量の格安sim各社の料金と比較しても月1000円くらいお得なのが一般的。そのためプリペイドsimを利用してもまだまだオトクな計算です。

今はsimカード2枚使えるデュアルsimのスマホが一般的

主回線を楽天モバイル、予備回線をプリペイドsimという使い方をする上で重要なのが「そういうsimの2枚使いに対応しているスマホか?」というポイントです。

最近発売されるスマホを確認してみると、Xperia、iPhone、OPPOやAQUOSのほとんどの機種はデュアルsimに対応しています。ただ一つのsimで通信しているともう一方のsimで通信できないタイプがほとんどんです。具体的にはどんなケースなのかというと、デザリングでデータ通信をしているときに携帯の着信があると、データ通信が中断してしまうというケースがあります。

この点も楽天モバイルのように、通話データがデータ通信と一緒に来るIP電話を使用していると通話が通信を妨げることなく、つかい勝手に優れています。

QRコードを読み込んで設定するesimと併用するタイプが一般的

現在多くのスマホで採用している方式がQRコードを読み込んでsimデータをスマホに認識させるesimと実際のカード状になった物理simを併用する方式です。プリペイドsimは一般的に物理simで提供されるので主契約の楽天モバイルはesimで契約することがおすすめです。

実物の物理simを2枚使用するタイプも

少し古いタイプのスマホだと物理simを2枚入れて使用するタイプもあります。稀にですが、挿入口がSDカードと共用でsimを2枚使用しているときはSDカードが使えないというパターンもあります。

10年ほど前のスマホだと4GLTE回線に対応している挿入口が2つのうち1つだけというパターンもあり注意が必要でした。最近はこういった仕様の機種は見かけなくなりました。あまり気にしなくても良いでしょう。

通信障害対策にもなるプリペイドsim活用

旅行のために用意したプリペイドsimですが、実は通信障害の対策にも役立ちます。1つの携帯会社の回線が不通でももう一社の回線を持っていればバックアップになります。楽天リンクで採用しているIP電話の仕組みも他会社の回線で通話データを送れるので回線のトラブルには強い仕組みです。

2022年7月に発生したKDDIの通信障害は非常に大きな問題を投げかけました。日頃使えて当たり前と思っている携帯電話が突然使えなくなると、日常生活や仕事に大きな影響を及ぼします。時には命の問題にも発展しかねないのです。

総務省の幹部の一人は「通信障害が台風災害のときに起きてKDDIグループのau携帯を握りしめながら人が亡くなるような事が発生したら大問題になる」と発言したのです。

まさにこの発言の危機感は的を射ており、もはや携帯通信の安定性は私たちになくてはならないものとなっています。

携帯電話各社が設備のメンテナンスや技術改良で安定性の向上に取り組むのは当たり前です。しかし、私たちも自分たちができる災害への備えとしてバックアップ回線を持っていることは効果的な対策になります。もはや非常用にペットポトルの水を用意したり、レトルト食品を用意したりするのと同じレベルなのです。

その他にも色々な活用をされているプリペイドsim

災害への備えとしてのメリットを説明したプリペイドsimですが、いまは便利な特性を活かしてみなさんが様々な使い方を考えています。

何例かご紹介してききましょう。

お子さまのスマホはあえてプリペイドsimを利用

お子さまに携帯電話やスマホを持ってもらうときに親御さんの”お古”スマホをもたせたりするケースがあります。そういったケースに活用できるのがプリペイドsimです。本格的にスマホを持たすのは気が引けるけど、塾などの習い事の送り迎えなどの連絡で携帯やスマホなどを持たせたほうが安心です。

その”お古”マホにプリペイドsimを入れて活用します。毎日使う訳ではないので、毎月払いのsimを契約するのはもったいない面もあり最適な使い方と言えるでしょう。また、勝手に課金などもできない仕組みになっているのでセキュリティー面でも安心です。

電話番号つきのプリペイドsimは割高なので、よっぽどの理由が無い限りはおすすめできませんが、データ通信専用のsimでもlineやスカイプなどでの通話はデータ通信を利用しているのでデータ専用のサービスで差し支えありません。

デュアルsimではありませんが、主回線と通信会社を分けることによって通信障害時のバックアップとして使用できる側面もあります。

スマホやタブレットをカーナビ代わりに設置するためプリペイドsimを利用

次も古いスマホやタブレットの活用方法となりますが、バイクやクルマのカーナビ代わりに活用している方がいます。

一般的な方法としてメインで使用しているスマホのデザリング機能を使用しているケースが多いのではないでしょうか。もう一つ方法としてプリペイドsimを使用するという方法もあります。

google mapのデータ通信量は案外少なく、1時間あたり10MB以下で1GBで100時間以上使えます。プリペイドsimの利用でもまったく問題ありません。デザリングの設定を車に乗るたびにするよりは社内に置きっぱなしにして運用するほうが手間もかからず楽ちんです。

スマート農業のために畑に設置するセンサーのデータ収集用スマホにプリペイドsim

スマート農業というと大きな資本を投入し、大がかりなロボットとたくさんのセンサー類を用いて効率化を目指す農業と思う方が多いと思いますが、違った側面もあります。

農家さん中には以前から自分の畑の気温や日照時間などを細かく記録して農業に役立てているケースがあります。この測定を気象センサーとスマホを用いて自動化することが出来ます。このような取り組みもスマート農業の一つです。

このデータ通信用スマホにプリペードsimを活用するケースがあるそうです。たしかにデータ通信用のスマホは畑に置きっぱなしにするので月払い契約のスマホを使うのは防犯上気になる面もありプリペイドsimの最適な利用方法なのではないでしょうか。

ブラックでも自分名義のスマホが持てるプリペイドsim

携帯電話料金を未払でいるとブラックリストに乗り、新たな契約が出来ないことがほとんどです。これはキャリア会社が異なっていても信用情報を共有しているので一定期間契約は不可能です。また、反社会勢力の関係者は関係があることを偽って携帯電話の契約をしてしまうと、詐欺となるのでバレたときのリスクが大きくそうゆう方たちは通常の契約をしません。

このように一定数、月払いの携帯電話契約を出来ない方たちが存在しプリペイドsimを利用することとになります。自分の契約した携帯料金が未払だったり、反社だったりして月払い契約が出来ないのは自業自得の側面も有りますが、今や携帯電話はライフラインとしての側面もあります。スマホや携帯電話がまったく使えないのではなくいずれかの方法で代替できるこのも重要なことです。

一部の人達は携帯電話や銀行口座の契約が出来ないと社会復帰の障害となるといってことさら反社会的勢力と関わりのあった人たちの生活ツール契約に甘い対応を取ろうとしますが、私は断固甘い態度を取ることには反対です。なぜなら、プリペイドsimなどの代替ツールがあって活用次第ではなんとでも回避策が取れる状況にあるのですから。

まとめ

  • 楽天モバイルユーザーの我々家族が観光地化されていない地方に泊りがけで旅行に行くことになりました。楽天モバイルはauの設備を使用するパートナー回線地域なので対策のため他社回線を使用しているプリペイドsimを購入することにしました。
  • プリペイドsimはもともと海外からの旅行者をメインターゲットとしていたサービスですがデュアルsim対応のスマホが増えてきたことにより国内に住んでいる人のサブ回線としての用途が注目されています。今回は都市部でメリットのある楽天モバイルと併用することによって携帯電話関連の月々の支払いを少なくする方法についてご説明しました。
  • プリペイドsimは海外からの旅行者向けや携帯サブ回線用途の他にお子さまの携帯、カーナビ用途、スマート農業、ブラックリスト対策や通信障害のためのもしもの備えに利用されています。
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