【家庭でできる】自作ハッカ油スプレーを利用してコウモリ駆除に自分で取り組んでみましたの巻き【方法解説】

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自宅の玄関の前に黒い塊がたまに落ちていることがありました。虫の死骸かな?とおもってたまに掃き掃除をして対応していたのですが、その黒い塊の正体が先日判明しました。なんとコウモリの糞だったのです。

住み着いてはいないようなのですが、夜な夜な訪ねてきて「たけとり家」の玄関先をトイレ代わりに使用しているとんでもないヤツのようです。

新型コロナウイルスは中国のコウモリが起源と言う説もあり、もしもこの説が本当なら日本のコウモリが新型コロナウイルスのキャリア動物(媒介動物)となることも低い可能性ではありません。そうではなくてもコウモリは他の哺乳類と比較して免疫系が高度に発達し、自分たちがウイルスや病原菌に感染してもなんともないのに、他の動物に移して大変なことになる例が以前から知られています。

というわけで感染症に対するリスク軽減のために、コウモリが「たけとり家」の玄関に近づかないように対策を講じました。

それではご紹介スタート!

【コウモリ駆除】いまコウモリに気をつけなけばならない【本当に危険】

「たけとり家」の周辺でうろちょろしているコウモリはおそらく「アブラコウモリ」と言われる種類です。アブラコウモリは日本から古く住んでいるコウモリで人家、倉庫、橋の下などを棲家としていて山の中や洞窟の中に住んでいることは稀です。

そのため、時には人が住んでいる建物の軒下や屋根裏に住み着き、私たちの生活に悪影響を及ぼすことがあるのです。コウモリが住むことによって生じる悪影響には次の4点が挙げられます。

  • コウモリが住み着くことによる騒音問題
  • コウモリのが排泄する糞尿などに起因する悪臭問題
  • コウモリの糞やコウモリが持ち込む寄生虫による衛生問題
  • コウモリが排泄する糞尿を原因とする建物の老朽化問題

特に最近、衛生問題については新たな心配も増えてきました。それは新型コロナウイルスをコウモリが媒介するかもしれないという問題です。一説によると新型コロナウイルスの起源はもともと野生のコウモリにあるということです。日本のアブラコウモリが媒介するという可能性も十分に考慮に入れて置かなければいけません。

それでは具体的にコウモリが我々に与える害について考えていきましょう。

【コウモリ被害】住み着くことによる騒音被害【駆除理由】

コウモリが人家の屋根裏などに住み着くと、夜行性のため夕方かた夜半にかけて「キーキー」というネズミに似た声をだしたり、羽音をだしたりするそうです。寝るとき、静かになった際に音が聞こえるのは気持ちのいいものではないですね。

【コウモリ被害】排泄する糞尿などに起因する悪臭問題【駆除理由】

コウモリが屋根や軒先に住み着くことによって、毎日かかさず糞尿をすることになります。コウモリの糞尿はドブの臭いと言われており、自宅がそんな臭いが立ち込めたら病気になってしまいそうです。

また、コウモリは消化が非常に早く食べたものが糞になるのが1時間弱とのことです。特にアブラコウモリは主食としている昆虫の食べる量も多く、結果として大量の糞尿が悪臭の原因としてコウモリの棲家に堆積することとなります。

「たけとり家」の玄関先は幸いにもまだ、異臭や悪臭は感じられず、最悪の状況ではないようです。

【コウモリ被害】糞や寄生虫による衛生問題【駆除理由】

コウモリの糞尿から起因する問題は悪臭問題だけにとどまりません。特にコウモリの糞はボロボロと乾燥しやすく、細かくなって風に舞います。アレルギーの原因になったり、また細菌やウィルスを含んでおり感染症の原因になったりします。

コウモリに関して注意しなければいけないのは、新型コロナウィルスの起源がコウモリではないかと議論されている点です。もし、実際にコウモリ起源ならば、アブラコウモリが新型コロナウィルスを媒介する可能性も視野に入れておかなければならないのです。

また、コウモリはノミなどの寄生虫を多く持っています。人家に住み着き、寄生虫を家の中に持ち込めばお住まいの方のアレルギー疾患や皮膚トラブルの原因になったりもします。

こうなってくると騒音被害だけではなく、健康被害も大きく懸念しなければ行けません。

【コウモリ被害】排泄する糞尿を原因とする建物の老朽化問題【駆除理由】

コウモリの糞尿が及ぼす悪影響はまだあります。悪臭や衛生問題だけにとどまらず、みなさんのお住まいの家を老朽化させてしまうのです。糞尿を排出することによる水分、腐敗によって住宅の柱などを腐食していまいます。

また、その糞自体がシロアリなどの害虫を呼び寄せることになります。

次に、コウモリにはからずもみなさんのご自宅が気に入られてしまった場合にはどうすればよいでしょうか?その方法を確認してみましょう。

【コウモリ駆除】一般の人にはどんな手段があるのか?【方法】

コウモリの苦情方法は大きく分けて2つがあります。一つは駆除専門業者に頼む方法、もう一つはみなさんがご自分で取り組む方法です。

駆除専門業者に頼む方が適しているのは、すでにご自宅や所有されている建物内にコウモリが住み着いてしまっている場合です。

一方、みなさんがご自分で取り組む方法が適しているケースは、まだコウモリが建物内に住みついておらず、軒先などにとまっているのを頻繁に見るような状況の時です。

【コウモリ駆除】専門業者に頼む【方法1】

みなさんのご自宅の屋根裏、物置や納屋などにコウモリが住み着いてしまった場合、個人で対処する事はほぼ不可能です。

作業内容としてはコウモリの追い出し、侵入経路の封鎖、糞害の除去、殺菌・消毒に加え場合によってはコウモリが寄ってこないような忌避材の設置なども必要になります。

高所作業など個人には危険を伴う作業が必要になることもあり、とても個人では対応出来ない場合も多いです。

また厄介なことに野生のコウモリは鳥獣保護法という法律で保護されており、たとえ私たちに害悪をもたらす状況でも個人で捕まえ、駆除すると言うことが禁止されています。そのためゴキブリやネズミのように駆除のための薬剤が販売されていないのです。

鳥獣保護法の存在も個人対処が難しい要因の一つとなっています。自治体にキチンと駆除の届け出をしている業者に頼むことも重要です。

【コウモリ駆除】市販の駆除スプレーで撃退【方法2】

野生のコウモリは鳥獣保護法により保護されているため、ネズミやゴキブリのように殺して駆除をすることが出来ません。そのためネズミの殺鼠剤のような駆除剤は販売されていません。ただ、コウモリが嫌がる薬剤の入ったコウモリ避けスプレーは販売されています。

一番メジャーな商品はイカリ消毒の「コウモリ忌避スプレー」です。レビューを見ると評判も上々です。効果が期待できます。中身はハッカ油成分とのことです。コウモリはハッカ油の成分が嫌いらしく、コウモリを寄せ付けない効果は抜群のようです。ハッカ油は人間にとって無害なので小さなお子さまのいらっしゃる家庭でも安心して使えます。

ちなみにコウモリは超音波を発して自分の位置や仲間の位置を把握するという特性を持っていますが、超音波を発する装置などは一時的な効果はあるにせよ直ぐになれてしまい全く効果がないとのことです。また、カラス避けなどにも使用される光を発生させる装置や反射材もコウモリ忌避には全く効果が無いようです。これはコウモリは目があまりよくなく、光が明るい程度しか認識できないので強い光にもあまり反応をしないためです。

【コウモリ駆除】自作のハッカ油スプレーで撃退【方法3】

コウモリ忌避スプレーの主成分はハッカ油ということで「たけとり家」ではハッカ油スプレーを自作することとしました。ハッカ油は安価(数百円)で売っています。ハッカ油は安全なもので食品添加物となっているものもあり、ミントティーやミントチョコの材料として使用されています。

アロマオイルの「ペパーミント」もハッカ油とほぼ同成分ですので同じようにして使用できます。

作り方は簡単でハッカ油3gを20gの消毒用エタノール(さらさらしたタイプの手指を消毒するやつでOKです)に溶かし、それに水道水80gを追加して完成です。完成した液を自宅で余っているスプレー容器(コロナ対策で購入しているアルコールが入っていたモノがおすすめです)に入れて使用します。

ハッカ油を一度、エタノールに溶かすのはハッカ油は水に溶けないので一旦エタノールに溶かして水を加えないと分離して均一なハッカ油スプレーが出来ないからです。

早速、コウモリの糞が落ちていた「たけとり家」の玄関先にハッカ油スプレーをしてみます。効果を期待して、1週間ほど続けてみます。香りは同年代の方ならわかると思いますが、シーブリーズの香りです(笑)。不快な香りではなく、中学高校時代が懐かしいです。

ウェブで調べてみると夜行性のコウモリが活動を始める日没〜薄暮の時間にスプレーすると効果的なようです。

【コウモリ駆除】手段別でかかる費用の説明【相場など詳しく解説】

コウモリ駆除には実際どのくらいの費用がかかるのでしょうか?専門業者に頼む場合、コウモリ撃退スプレーを使用する場合、自作ハッカ油スプレーを使用する場合の3パターンで詳しく見てみましょう。

【費用解説】専門業者に依頼する場合

専門業者の一例をご紹介すると、住み着いたコウモリの追い出し、侵入経路の封鎖、糞の清掃、消毒がセットになって30,000円〜の料金設定です。特殊な作業が発生したり、作業場所、作業地域によってはプラス料金が発生します。

追加料金の可能性があるため無料の事前調査を行い、作業内容・料金に納得の上で駆除作業をお願いするシステムとなっています。また、見積外費用の発生がないシステムなので安心して依頼できます。

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【費用解説】市販の駆除スプレーを利用する場合

市販のコウモリ避けスプレーは1本742円(2021年7月)でアマゾンで販売していました。このスプレーは20〜30平方メートルの面積に塗布出来るようです。強力ジェットスプレー使用となっており、1本で40〜50秒噴射出来ます。「たけとり家」の玄関先で使用するとしたら4〜5回分でしょうか?

レビューなどを確認すると1回の塗布で効果が現れることは稀で、1週間ほど塗布を続けることで効果が現れることが多いようです。その場合、スプレー2本買って費用1500円といったところです。

【費用解説】自作ハッカ油スプレーを利用する場合

ハッカ油スプレーを自作する場合、ハッカ油を新たに購入すればいいので費用はコウモリ避けスプレーと比較して安価に済みます。ちなみにハッカ油はアマゾンで20mlで594円(2021年7月)という価格でした。エタノールとスプレーは自宅にあったものを活用したので費用はかかってません。

1回に作る自作ハッカ油スプレーは約100mlです。だいたい3回分あります。1週間くらいスプレー対応をするとして3回作れば十分なので20mlのハッカ油で十分な量があります。コウモリ避けスプレーの1/2〜1/3程度の費用で対応できました。

コウモリ駆除に関する自治体の協力について

コウモリに関する被害について多くの自治体では相談には乗ってくるものの、駆除や対策は自己責任という方針の所が多いようです。法律で保護することを定めておいて、被害が出た時の対策は住民に任せるというのは立法府の怠慢なような気もします。

保護するべき動物として指定をするなら、万が一その動物による害が出た場合は国や自治体が責任を持って対処するということが本来求められるあるべき姿です。我々の生活に大きな害の出る動物は速やかにドブネズミ類の様に保護指定の例外とすべきです。

特にコウモリは新型コロナウイルスの起源である可能性を指摘されています。このような状況下で国民や住民の衛生問題を自己責任にしない国会や行政府の素早い対応が求められているのではないでしょうか。

まとめ

  • 自宅の玄関がコウモリのたまり場になっているようで、住み着いてしまっては衛生的にも、精神的にも好ましくないので自作のコウモリ忌避スプレーを作成して対応することににしました。
  • コウモリはハッカ油の主成分メントールの香りを嫌うため、ハッカ油をアルコールと水の混合液に溶かし(厳密には乳化させ)、ポンプ式のスプレーで玄関先に毎日夕方に30〜40ml程スプレーをしています。
  • 2週間ほど玄関先にスプレーをする事を続けたところ、コウモリが夜間に糞をすることはなくなりました。その後、噴霧は行っていませんが糞害はありません。早めの対象が効果的な忌避につながるのではないでしょうか?

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