最近、私のまわりでみんなが使い始めたパーキングシェアサービスについてご紹介します。パーキングシェアサービスとは個人間の駐車場の貸し借りを仲介するサービスです。
設備投資が必要ないなど、個人間の仲介だけではなく月極駐車場オーナーや余剰の駐車スペースを持つ企業などが個人向けに駐車場を時間貸しするのにも最適なサービスとなっています。
一方、借り手側のメリットとしては、駐車場を事前に検索・予約できるということがコインパーキングには無いポイントです。
車で外出時に目的地の近くでコインパーキングを探してウロウロしてしまった経験は自動車を運転される人なら誰でもあると思います。よく知らない初めていく場所はもちろんのこと、よく知っている場所でもお目当てのコインパーキングが満車だとちょっと焦ってしまいます。そんなかゆいところに手が届くサービス。それがパーキングシェアサービスです。
【akkipa】パーキングシェアサービスとは【特P】

パーキングシェアサービスとはネット上で個人宅の駐車場、未契約の月極駐車場や企業さんの空き駐車場を短期間貸し出すサービスのことです。駐車場シェアと言ったりもします。
今までのコインパーキングや月極駐車場とは違った新しい貸駐車場の形態です。ネットをフル活用したシステムなのが特徴で、借り手貸し手双方にメリットがあります。特徴をつかみお得に上手く利用していきたいサービスです。
【akkipa】パーキングシェアサービスのメリット【特P】

パーキングシェアサービスは今までのコインパーキングとは異なり、借り手貸し手の双方にメリットのあるシステムです。
具体的にどのような点がメリットになるのでしょうか?借り手側、貸し手側それぞれのメリットを確認していきましょう。
そもそもなんですが両者にメリットがあるってことは普及が進みますよね。
借りる側のメリット

借りる側のメリットは利便性と予約ができることです。
- 予約制です。アプリやサイトで予約するので確実に駐車できます。目的地付近でコインパーキングを探してさまようことがありません。
- キャッシュレスです。カード払いやアプリ払いに対応していて予約時に支払いが済みます。
- ダイナミックプライス制(需要が高まると価格が上がる仕組)で閑散期近隣でイベントのない日は格安で駐車ができます。
- アプリやウェブで目的地からの距離と駐車料金が一目瞭然なので割高な料金を払うことがありません。詐欺的なコインパーキングの1日最大料金も心配ありません。
という感じで今までコインパーキングで使い勝手の悪かった点を改善出来るのがパーキングシェアサービスといったところでしょうか。
プチ副業に駐車場シェアサービス
- あなたも登録無料・フランチャイズフィー無しで駐車場オーナーに
- 累計290万人のユーザー登録
- 駐車場運用やトラブルに対するサポートも充実

貸す側のメリット

次は貸す側のメリットも確認していきましょう。双方にメリットがあるので現在急拡大となっています。
- 細切れの時間で貸し出せます。たとえば車通勤している方は昼間自宅の駐車場が開いていると思いますが、この開いている時間のみ貸出ができます。
- コインパーキング経営と違ってほとんど設備投資がいりません。所有されている土地でコインパーキングを経営する場合、精算機などの設備投資に数百万円の初期投資と継続的な経費が必要です。
- 月極駐車場経営の場合、正規のお客さんと契約を結ぶまでパーキングシェアサービスで時間貸により収益化が図れます。
- イベントなどが開催される時に遊休地を臨時駐車場として貸し出す副業をされているオーナさんは自身の店番やバイトの手配から開放されます。
空き地や空き駐車場を有効活用
- 時間単位で空き地や空き駐車場をアプリ経由で貸し出せます
- 月極駐車場は月極契約が決まるまで時間貸しできて効率的
- お小遣い稼ぎに個人宅で平日昼間のみ通勤中貸すことも可能!
- 手数料は業界最安の30%
【akippa】パーキングシェアサービスを使ってみる【特P】

パーキングシェアサービスに実際に登録して使ってみることにしました。関東圏の施設で本当は駐車場がちゃんと揃っていれば車でぜひ行きたいスポット「藤子・F・不二雄ミュージアム」を例にとってみます。
藤子・F・不二雄氏が川崎市多摩区寺尾台にお住まいだった縁で隣町の長尾にミュージアムあります。もともとは「向ヶ丘遊園」という遊園地があった跡地の一部を利用しています。
駐車場が併設されていないミュージアムで小田急線/JR南武線の登戸駅からバスで10分ほどの立地にあります。
ちょっと話がずれましたね(笑)
akippaの場合

akkipaの場合はアンドロイド、iOSともにアプリがあります。google playやiTuneで探して、インストールしてみてください。アプリを起動すると地図が表示されます。GPSをオンにしていると現在地の近くが表示されます。


藤子・F・不二雄ミュージアムの近く駐車場がありました。akippaの場合は15分単位で借りられます。70円や55円といった格安料金が設定してある駐車場が早速見つかりました。駐車場によっては1日単位の価格設定をしているところもあるようです。いずれにしても近所のコインパーキングより安めの価格設定のようです。


値段のフラグのところをタップしてみると駐車場の詳細が出てきて、一日当たりの最大料金も表示されます。ここの価格は最安値表示のようで多くの駐車場がダイナミックプライスを採用しています。ミュージアムの近くの駐車場だと土日のほうがニーズが高まるので土日のうほうが高い値段設定です。


さらに駐車場名をタップすると「駐車場詳細」ということで駐車場の写真、所在地、近所の幹線道路からの道順説明の写真と予約状況なども乗っています。土地勘のないところでもなんとかなるのではないでしょうか?特に所在地がきちんと乗っているのでカーナビやGoogle mapにセットしてしまえば問題ないでしょう。
また口コミを登録することもでき、利用者さんが自分の車で狭かったとか運転席から降りられるとかコメントしてくれていますので参考になるのではないでしょうか?



もちろんwebサイトからの予約も可能でスマホアプリとほぼ同じ感覚で使用できます。
akippaの決済には各種クレジットカード・デビッドカード・プリペイドカードやpaypay、ドコモとauのキャリア決済が可能です(2022年11月15日現在)。
繁華街・観光地の駐車場を
リーズナブルに利用
- 最大10日前から駐車場の予約ができてスポーツ観戦・コンサートなどイベント時、めちゃくちゃ便利です
- 予約時間内の入出庫が自由なのが利点
- 専用アプリで使い勝手抜群

特Pの場合

特Pの場合はアプリがなく、特Pのwebサイトからの予約になります。使い方はakippaのアプリとほぼ一緒。地図上に駐車場のフラグが上がっていてタップすると駐車場の詳細が確認できます。


特Pのほうは10時間の値段設定だったり、14時間の値段設定だったりでakippaより時間が長めです。スマホでもPCでも使い方は一緒です。支払いには各種クレジットカード・デビットカード・プリペイドカードやpaypayやd払いが利用できます(2022年11月15日現在)
akippaのアプリやサイトと同様にマップ上の値段の表示してあるフラグをタップすると詳細情報が表示されます。
特Pのサイトが嬉しいは一般のコインパーキング情報をマップ上に表示してくれていることです。
地域によってはまだまだオーナーさんの貸出件数が少ないところがあります。利用可能なコインパーキングと比較して探せると借りる側ユーザーサイドの利便性が高まります。
駐車場シェアサービス
- 目的地の近くの駐車場が最大30日前から予約可能
- 相場の半額で借りれる駐車場も多数!
- 予約サイトは一般の時間貸駐車場も掲載。万が一「特P」が満車の場合もとても便利
【akippa】パーキングシェアサービスのデメリット【特P】

特Pやakippaなどのパーキングシェアサービスのデメリットも確認していきたいと思います。
デメリットも借りる側と貸す側、それぞれ別けて考えて見たいと思います。
借りる側のデメリット

コインパーキングなどと比べてデメリットもあります。
- 当日のキャンセルが出来ないこと。逆に前日までならキャンセル料無しでキャンセルが可能です。そのため流動的な利用には適さない場合があります。
- 突然の利用時間延長などは予約していた枠の後に他の人が予約していた場合、不可能です。他の人が確保している予約枠に駐車するようなことは絶対にやめましょう。
- 仕事で使用の場合など、終了時刻が読めなくて長めに予約枠を確保している場合、早めに駐車場を出ても料金は割引されません。
- 個人宅の駐車場の場合、十分な広さが確保されてない可能性があります。車のサイズをアカウントにひも付ける機能もありますが、お子さんがいる場合などは乗り降りや荷物の出し入れなど難しいケースがあります。口コミに広さのことが書いてあるケースが多いので参考にするといいでしょう。
こうしてみると予約出来て確実に利用できる反面、流動的な予定には適さないといった表裏一体の特徴があることがわかります。
プライベート時や時間に余裕のあるときなどは割安で使いやすいサービスなのではないでしょうか?
貸す側のデメリット

設備投資などが必要なく自宅の駐車スペースも利用できる反面、オーナー側のデメリットもあります。
- 手数料を取られます。当たり前なのですが、貸し手の収入は駐車料から運営会社の手数料を引いた額になります。akippaは50%、特Pは30%となっています。
- 事故などのトラブルの場合、利用者はakippaや特Pのサービスセンターに連絡することになっています。自宅駐車を貸出している場合、システムをよく理解していない利用者がいると直接自宅の呼び鈴を押すかもしれません。話してわかる方だといいのですが、変な人だとちょっと困ってしまいます。より悩ましいのは警察に連絡した場合です。警察官が来れば恐らくご自宅の呼び鈴を鳴らすでしょう。駐車場シェアサービスの話を理解してくれない警察官の対応をすることを想像するだけでげんなりします。
- ありがたいことなのですが、サラリーマンなどが駐車場を貸して利益が年間20万円を超えると(駐車場以外の雑所得は無視しています)確定申告をしないといけません。自営業やもともと副業をしていて雑所得に関して認識のある方は苦にならないと思います。
- 住所がネットに公開されます。希少車や高級車の隣を貸し出す場合はそれなりに気をつけたほうがいいでしょう。パーキングシェアサービスに貸出駐車場を登録する場合、駐車場の写真を撮りネットにアップします。盗難のターゲットにされる可能性があるので隣の車が写り込まないように注意が必要です。
まとめ
- パーキングシェアサービス(駐車場シェアサービス)をご紹介しました。実際に使ってみて使い方や利用目的によってはとてもお得なサービスだと感じています。
- 貸す側から見たときも初期投資がいらなかったり、金銭的なリスクが少なかったり魅力的な側面が多いです。また月極駐車場のつなぎ運用にもぴったりなシステムです。
- 周辺の駐車場が少ない/用意がない施設の利用時も便利だと思いましたが、一番使えると思ったのが人気のラーメン屋周辺の駐車場ではないでしょうか?ラーメン屋さんは駐車場の数が限られていることも多く、近くにコインパーキングがないことも多いです。運良く人気ラーメン屋さんの近くに遊休の土地や未契約の月極駐車場オーナーさんがいたらサービスを利用するのもいいのではないかと思います。