【産地直送】知床半島の未利用魚を宅配!実際に購入してレビューしてみた!【美味しかった!】

お店紹介
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テレビの報道や特集で話題になった未利用魚を産地直販サイトで購入しました。北海道の知床半島産の新鮮でとても美味しい魚が宅配便でとどきました。もう一回頼んでみたいと思うほど大成功です。

購入した未利用魚の種類や私達家族で食べた時のメニューや購入して気がついたことをまとめてブログにしてみました。

話題の未利用魚に興味のある方、今まで食べたことのない美味しい魚を探しているという方に最適な内容となっています。

実は美味しい未利用魚・低利用魚とは

未利用魚とは漁師さんが獲っても商品価値が低いため市場に出回らず、漁師町以外での利用・消費が一般的ではない魚のことをいいます。低利用魚といったりもします。商品価値が低い理由は鮮度が落ちやすかったり、魚屋さんやスーパーマーケットの店先に並べるまで非常に手間がかかること、まとまった量が漁獲できずに市場価値が低いことなど理由は様々です。

最近はそんな未利用魚を漁師さんなどから直接購入することによって漁港から遠い地域に住んでいる方でも購入できるようになりました。卸売市場を通さず消費者の元に届く便利な仕組みも用意されているので我々が個人で使用することも可能です。

未利用魚が購入できる通販サイト・アプリ

今回、利用したのが「食べチョク」というサイト。生産者から直接宅急便で農産物や海産物を発送してくれる産直サイトです。卸売市場や農協を通さないで生産者から産地直送で食材が届くので珍しい食材や鮮度が落ちやすくて産地以外では入手が困難な食材も入手が可能です。

生鮮食料品を生産者から直接

  • 生産者が直送するため、圧倒的に新鮮
  • 大規模流通に乗らない珍しい野菜や未利用魚・低利用魚も販売
  • こだわりの生産者からこだわりの一品を

未利用魚も「食べチョク」の仕組みを利用したからこそ、漁師町以外のマーケットにお届けできるようになりました。サイト内で「未利用魚」を検索すると多数の商品がヒットしました。利用しやすさや安定した入荷状況っていうのも商品の価値の一つなんだなと改めて思い知らされました。

旬の食材を生産者さんから
直接買える産直サイト

  • 商品は果物・海鮮・野菜・お肉など約15,000点の品揃え
  • メディアで話題の未利用魚や珍しいご当地野菜も入手できます
  • 流通の問題で市場に流れない幻の食材も入手可能!とにかく生産者直送なので新鮮です

もうひとつ「ポケットマルシェ」という産直通販サイトもあります。ポケットマルシェもおなじように農家さんや漁師さんから食材を産地直送してくれるサイトです。嬉しい点はふるさと納税に対応している商品があることでしょうか。こちらも「未利用魚」で検索するとたくさん商品が出てきます。

産地直売の仕組みが整備されて生産者と消費者の両方がメリットを享受できるようになることは本当に素晴らしいことだと思います。

到着した未利用魚セット

購入したショップは「丸の野水産」さんというお店です。船を持っている漁業会社で未利用魚のほかにホッケや鱈なと北海道ならではの海産物を販売しています。

羅臼昆布や北方領土で知られている知床半島で活動している漁師さんの会社だそうです。

丸の野水産のショップで未利用魚が約3kgのセットで送料別で2000円でした。たとえばメスの真鱈3kgだと4000円程度で販売しているので価格的にはお買い得です。

セットの内容はたくさんの魚種が入っていていました。

  • オニカジカ 3匹
  • ツマグロカジカ 2匹
  • ケムシカジカ 1匹
  • ギンカレイ 3匹
  • クロソイ 1匹

計ってないですけどたぶん3kg以上あるんじゃないかという量です。


ポケットマルシェのサイトより

ちなみに容器の天面にこの未利用魚の説明図が添付してあり、種類がわかるようになっていました。それでここでもご紹介が出来ます(笑)。

カジカ類は3種類入っているのでそれぞれ種類に分け3回鍋にしてみようと思います。調べたところにカジカの鍋はとても美味しいらしいです。特に肝と魚卵が絶品であんこう鍋と甲乙付け難い美味しさとのこと。期待が高まります。

最初は特にグロテスクな顔をしたオニカジカの鍋を作ってみたいと思います。

クロソイとギンガレイは後日煮付けにするので頭と内蔵を取って冷凍します。カジカ類3種、カレイとクロソイで5回分の夕食のメインディッシュ材料なのでコスパは上々です。

【未利用魚】本当に美味しいカジカ鍋の作り方【別名鍋壊し】

産直通販サイトで購入した未利用魚セットの中に入っていたオニカジカ鍋の作り方をご紹介したいと思います。

カジカ類の捌き方はあまり決まった方法はないらしいのですがYoutubeにいくつか載っており、私もそれを参考にしてさばきました。オニカジカそのものという動画はなかったのですが、ケムシカジカのさばき方が乗っていてとても参考になりました。

普通の魚なら多少大きくてもへっちゃらと思っていますが、カジカ類は鋭く危なそうなヒレがあるので予めキッチンバサミで切ってから作業に取り組みました。

さばくのもアジやイワシのように簡単と言うわけにはいけませんでした。

【未利用魚】本当に美味しいカジカ鍋の材料【別名鍋壊し】

白菜5枚
ニンジン1/2本
長ネギ1本
しいたけ3個
油揚げ1枚
豆腐1丁
しめじ1/4パック
オニカジカ身3匹分(25cm)ほどのもの
オニカジカ肝と卵3匹分

材料はオニカジカの身・肝・卵、お好みの野菜、豆腐、油揚げと調味料です。ちなみに捌いたオニカジカは全てメスでした。選んでくれたのかな?

1000ml
味噌150g
昆布茶6g
日本酒50g
みりん100g
濃口醤油50g

味付けはシンプルな味噌味です。みりん多めでちょっと甘めに仕上がっています。本格的な味で楽しみたい方は昆布茶ではなく出汁昆布を使用すると格別です。味噌は関東で普通に使用されている米麹の味噌を使用しました。

【未利用魚】本当に美味しいカジカ鍋の作り方【別名鍋壊し】

カジカをさばいたら、一緒に鍋に入れる野菜類や調味料類を用意し、土鍋で煮込んで完成です。

細かいポイントを含めて具体的な作業を見ていきましょう。

【カジカ鍋の作り方】カジカの肝と卵をよく茹でる

まず、肝と卵をしっかり目に3%の食塩入のお湯でゆでます。初めて食べる食材なので寄生虫とかメッチャ怖いです。念のためしっかり火を通します。

卵と肝は沸騰後さらに10分くらい加熱して、ザルにあげ水気を切ります。

このあと肝は乾炒りして鍋の出汁に溶かし込んでもいいのですが、家族全員が好きな味じゃないとちょっとしんどいので崩さないで鍋に入れます。卵も同様です。

【カジカ鍋の作り方】お好みの野菜類を切って用意する

野菜はお好みの白菜、ネギ、大根と人参など鍋に入れると美味しいでしょう。北海道ではじゃがいもも入るみたいです。食べやすい大きさに切って、カジカと一緒に煮込みます。

今回は野菜の他にシイタケ、豆腐や油揚げなども一緒に入れました。

【カジカ鍋の作り方】昆布だしの用意と調味料を用意する

味付けはちょっと甘めの味噌風味にしました。あんこう鍋の味付けと一緒ですね。野菜とカジカを入れる前に昆布だしを作り、その中に味噌や醤油を投入します。ちょっと生姜を効かせるとスッキリ味がまとまります。

今回は味噌味で味付けしましたが、醤油味なども美味しそうです。実際にレシピを調べると醤油味ベースのカジカ鍋もあり、こちらもとても魅力的です。

【カジカ鍋の作り方】野菜とカジカを鍋にいれ火をつける

味付けした鍋のスープに野菜類とかジカを投入して火をかけます。中火でちょうどいいくらいです。ぐつぐついいだして野菜に火が通っだら完成です。

【カジカ鍋の作り方】カジカ鍋の完成!

とても美味しそうに出来上がりました。身はプリプリの白身で食べごたえがあります。卵も肝もとても美味しくクセのない味わいでした。

特に肝は乾炒りしてお汁の材料にしてもいいくらい味わい深いものでした。作り方はあんこう鍋の作り方とほぼ同じと考えてよさそうです。

参考のブログ:【おすすめレシピ】鮮魚コーナーの半額セールあんこうをつかって鍋を作るの巻【下処理から完成まで】

美味しい出汁がたくさん出ているので、このあとウドンを食べて翌日は雑炊にしました。カジカの旨味を余すところなく堪能しました。

なぜ美味しい魚が流通しないで未利用魚になるか?

今回格安で購入した美味しい魚をたっぷり使って鍋にしました。別名「鍋壊し」というくらいなので味は一級品です。この名前の由来は美味しすぎて取り合が激しくなり箸で鍋を壊すところからだそうです。「かぐや」はあんこう鍋より美味しいと言っていました。

ではなぜ、こんなに美味しい魚が広く流通しないのでしょうか?自分で調理して感じたことはさばくのが大変・危険なことと、食べてて気がついたのは骨が比較的複雑で食べにくいことが関係していると思います。

カジカ類は頭やエラの周りに危険で鋭利なトゲをたくさん持っています。またヒレもたいへん鋭く危険なのであらかじめキッチンバサミで切り落としてからさばく作業に入りました。大型の魚体になってくると骨も太いほうですし、決してさばきやすい魚ではありません。これは魚屋さんが商品としてさばくときも同じことが言えるのではないでしょうか?つまり手間がかかるということです。

2つ目は調理した後、食べるときなのですが身はぷりぷりで美味しい白身なのですが骨が結構複雑でさらに身離れがいいほうではありません。そうなってくると魚が本当に好きではないと手が伸びないかもしれません。三枚におろして骨があまり気にならなければお刺し身にして商品化することも可能ですが、骨の入り方が複雑だとそれも難しいのだと思います。

これらの理由で魚屋さんや飲食店では手間がかかり利益が見込めない、お客さんも手に取ってくれないとなれば、市場では積極的に取り扱わないないと言うのは納得な気がします。魚屋さんやスーパーの店頭に並ばないとどうしても市場での流通価格は低調なままとなってしまうのは仕方のないことです。獲っても高く売れない魚はどうしても市場にでません。

しかしカジカの季節は冬とのことです鍋にして食べると本当に美味しいので出汁だけでも大満足なのが本音です。私は美味しいのなら骨ぐらいは気にしないですし。この未利用魚セットに入っていたカジカという魚はおやすみの日に自分でさばいて鍋にして食べるのを苦にしない方だけが楽しめる贅沢なのではないでしょうか?この冬にもう一回、未利用魚セットを頼んでみたいと思います。

まとめ

  • 産直サイトで未利用魚セットという通常、市場に出回らない魚のセットを購入して美味しい鍋料理をいただきました。北海道の郷土料理でカジカ鍋と言われていてあまりに美味しいので別名鍋壊しと呼ばれている料理です。本当に美味しい鍋をいただきました。
  • カジカ類の他にカレイやクロソイもセットに入っていて、カレイとクロソイは後日煮付けにして食べようと思います。クロソイが未利用魚なのは意外でした。メバルの仲間で立派な高級魚という認識をもっています。たしか北海道の鯛って呼ばれているんじゃなかったっけ?
  • 産直サイトを利用すると、普段スーパーマーケットや魚屋さんで購入するのとは違った魚介類が食べられるのがいいですね!
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