「たけとり家」ではお家ラーメンを頻繁に行います。そこで欠かせないのが自家製チャーシューです。以前ご紹介の「【短時間】家二郎レシピ完成の巻」などで使用しているチャーシューも今回ご紹介の作り方で調理しました。
圧力鍋や炊飯器を使用しないのでトータルの調理時間は3時間以上の長丁場ですが、2時間半以上は弱火にかけておいておくだけなのでテレワーク中の休憩時間などにちょっと作業して、あとは放っておくなどの簡単調理が可能です。
緊急事態が起きたら、そのまま火を止めて中断するような作り方をしても、出来上がりの味が損なわれることはないので、臨機応変な対応も可能なのが自家製チャーシューのいいところです。
コロナ禍ならではの簡単メニューではないでしょうか。
たくさん作っておいても冷凍保存が可能なメニューですので、「たけとり家」では常備菜的に作り置きしています。チャーシュー麺、チャーハンやチャーシュー丼など応用範囲もとっても広いすぐれものの自家製チャーシューです。
【簡単自家製チャーシュー】の材料
調味料と豚肉の比率が一定なら、野菜はお好きなものをチョイスして下さい。にんにく、ショウガ、玉ねぎ(ネギ)、ニンジンを中心にあとは冷蔵庫で余っている野菜などを使います。リンゴやナシなどの果物を使ってもいいでしょう。
今回はロース肉を使いました。脂身があったほうが美味しいのでバラ肉もしくはロース肉が適しています。
それでは自家製チャーシューの作り方、ご紹介スタート!
自家製チャーシューの作り方
チャーシュー作り難しいことは何もありません。冷蔵庫の中の余った野菜(香味野菜を中心に)と脂身のある豚肉をしょうゆ・酒・みりんと前回の煮汁を入れたもので煮ていけばOKです。煮込みが始まったら90分後にお肉をひっくり返すまで作業は不要です。
調理にトータルで4時間程かかりますが、手間はかからない手順となっています。
鍋に調味料と野菜をいれる
表の調味料と野菜を鍋に入れます。投入後すぐに火をつけます。弱火でOKです。
鍋に豚肉をいれる
鍋に火をかけたら、続いて豚肉を鍋に投入します。煮立つ前に入れて構いません。野菜も入っているので、待っていたら結構な時間経ってしまいます。
お肉を入れたら落し蓋を投入します。ちなみに通常の蓋も使用します。しないと、煮汁が煮詰まってしまいます。落し蓋はブクブク沸騰した煮汁が跳ね返り、まんべんなく具材にかかるようにするためにお鍋に入れるものです。少ない煮汁で大きな具材を煮るような、煮魚やお肉料理などに大活躍するツールとなっています。
90分後にお肉をひっくり返し、さらに、90分弱火で加熱します。計180分加熱できていれば、火が通っているのかなんて確認しなくてもあまり問題にはなりません。
アルミホイルやクッキングシートを切り取って落し蓋にするのも、昔ながらの木製の落し蓋を使用するのもいいのですが、「たけとり家」ではすぐ使える点と臭いがつかないという特徴が気に入って、パール金属さんのステンレス落し蓋をいつも使用しています。
自家製チャーシューの完成
豚肉をひっくり返してもう90分弱火で加熱を続けます。上の写真は上下計180分加熱したときのものです。煮汁もだいぶ煮詰まっています。これ以上加熱すると焦げてしまいますので注意してください。
豚肉をバットに移し、冷まします。冷めてないと豚肉が柔らかすぎて切りにくいのでしばらくの我慢です。
冷めてからきるとこの様にジューシーなチャーシューの出来上がりとなります。完成です。
【おまけ】煮汁の回収
豚肉を上げたあとの煮汁は豚肉や野菜から旨み成分がたくさん溶け出したものとなっています。この煮汁はチャーシューにかけるタレやチャーハンの味つけに使うととっても美味しいです。また、次回チャーシューを作る際の煮汁に調味料として加えるのでいわゆる「継ぎ足しの味」です。
野菜かすをストレーナーで濾しとり、冷めるのを待ちます。さめると上にラード成分が冷えて固まりますので、これを取り除いてビンやボトルに入れ、冷蔵庫で保管します。
取り除いたラードも中華料理やラーメンを作る際に再利用します。冷蔵保存しておくといいでしょう。
まとめ
- 自家製チャーシューの作り方をご紹介しました。
- ラーメンの具だけにとどまらす、チャーハンの具やチャーシュー丼としても楽しめます。チャーハンにするときは端の部分が少しだけ硬めなのでサイコロ状に切ってこの部分を使うのがおすすめです。
- 冷凍するときは一枚、一枚、ラップにくるんで冷凍すると使いやすいです。