手ピカジェルが無い!代用品を探せ!!

生活の知恵
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今、心配といえば新型コロナウイルスを原因とする武漢肺炎についてではないでしょうか。皆さんのお家と同じようにたけとり家でもマスクやアルコール等を含む手指消毒剤で予防を行っています。外出から帰ってきた時には消毒剤で手などを消毒をしています。

武漢肺炎の原因となるコロナウイルスはエンベロープタイプウイルスと呼ばれており、ウイスルの外側をタンパク質のカプセルで覆われています。そのため「エンベロープ=封筒」ウイルスという名前がついています。

このエンベロープを形作るタンパク質はアルコールに弱く、アルコールに触れるとすぐに形を変えてしまいます。そのため、ひとたびアルコールに触れるとウイルスが変成してしまい、感染する能力を失ってしまうのです。

これがアルコールによってウイルスが消毒される仕組みです。

手ピカジェルが無い!

今シーズン、武漢肺炎が流行る前からインフルエンザ予防としてたけとり家では「手ピカ(R)ジェル」の姉妹品「手ピカ(R)スプレー」を使用していましたが、そろそろ残り少なくなり、新たに購入するところでした。

しかし、武漢肺炎の影響でお店から類似品が一気に売り切れてしました。新たに買うことが出来ません。今後、武漢肺炎がさらに流行する可能性を考えると代用品で適切に対処をしたいところです。

アルコール含有製品

手ピカ(R)ジェルや手ピカ(R)スプレーの主成分はアルコールの一種、エチルアルコールです。このエチルアルコールの作用によりコロナウイルスやインフルエンザウイルスを含むエンベロープウイルスの外側タンパク質を変成させて感染能力を失わせます。

ただこのアルコールは濃度が高ければいいというものではなく80%前後が一番効果的でたけとり家にある手ピカ(R)スプレーにも76.9〜81.4%のエチルアルコールが含まれていると記載してありました。

一方、濃度の低い方はどれくらいの濃度から効果があるのか調べてみました。「殺菌・抗ウイルス効果に及ぼすエタノール濃度の影響」というタイトルの東京医療保健大学大学院医療保健学専攻博士課程 神明朱美氏の博士論文の内容によるとエチルアルコール45%〜90%の濃度ではエンベロープウイルスの感染能力を失わせる能力はそれほど効果に差はないようです。

つまり、エタノールが45%以上含まれている製品であれば、手ピカ(R)スプレーと同様にコロナウイルスをふくむエンベロープウイルスの消毒に効果を期待できます。

45%以上のエチルアルコールを含む製品

45%以上のエチルアルコールを含み、手や指などの消毒に用いられる安全性の高い製品といえばキッチン用の殺菌スプレーが思い浮かびます。どのような製品があるか、ネットで調べてしました。

・業務スーパー 除菌アルコール78(濃度78%)1L:457円

・フマキラー アルコール除菌 どこでもクリーナー(濃度60%)300ML:300円

・フマキラー アルコール除菌 食卓用&キッチン用クリーナー(濃度45%)400ML:300円

ブロードクリエーションのブログ

「カビキラー キッチン用アルコール除菌」のエタノール濃度を尋ねると、すぐに「60%以下、ですね」と回答がありました。こちらはネットで調べても濃度がわからなかったので、アバウトでも答えが聞けて良かったです。

シンプルな生活を目指す!

ネットでメーカーに直接問い合わせをして下さった方などのブログを参考にし、3商品を入手しました。

業務スーパー 除菌アルコール78

この商品は、もともとたけとり家にありました。調理器具や食器を殺菌するのに使っています。

エチルアルコールの濃度も78%ということで、市販の手指消毒剤と同等の効果が期待できます。

カビキラー キッチン用アルコール除菌

この商品は近所のスーパーマーケットで売っていました。在庫もある程度は有るようです。

消毒成分であるエタノールの濃度も60%以下ということで、60%近く、エタノールが配合されていると考えられ、十分な消毒効果が期待できます。

フマキラー アルコール除菌 食卓用&キッチン用クリーナー

こちらの製品も近所のスーパーマーケットに売っていました。商品棚にも複数個置いてあるような状況でした。

こちらの製品はネットでの検索によるとエチルアルコールの配合率は45%です。先ほどご紹介した論文によれば十分に効果を得られる割合です。

フマキラーの製品も十分に代用品として利用できるのではないでしょうか。

代用品としてのご使用は自己責任で!

手ピカ(R)スプレーの代用品としてたけとり家では以下の3点を入手しました。

  • 業務スーパー 除菌アルコール78
  • カビキラー キッチン用アルコール除菌
  • フマキラー アルコール除菌 食卓用&キッチン用クリーナー

これらの製品の注意書として手指消毒には使用しないで下さいと記載してありました。しかし同時に、これらの製品はいずれも食品原料で製造しているとも記載等もありました。

食品を調理するときは家庭では素手で扱う事が多いとおもいます。そのため、これらの3製品が手指に触れて直ちに問題を生じることは考えにくい事です。

たけとり家では自己責任において、これらの製品を手指消毒剤として流用する事にしました。外出先から帰宅し手指の消毒を行わない方がリスクが高いと判断したのです。

手ピカ(R)スプレー等の製品が入手できないので仕方ありません。皆さんにこの流用は全く勧められませんが、インフルエンザウイルスやコロナウイルスの対策として手指の衛生に無頓着なのはもっと勧められません。

皆さんも万が一、このブログを参考にキッチン用アルコール消毒剤を手指の消毒に用いる際は自己責任にて実施するよう、お願い致します。

世界中で武漢肺炎がいち早く収束に向かいますように!

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